まずタイトルが衝撃的
老いと死について、お二人が対談されていて、病院、薬、孤独死、老後の生活等について、かなりオブラートに包まない話をされています。
それは私たち団塊の世代の子供たちもうすうす感じていることで、どんなに厚生労働省が耳触りの良いことを言っても、年金は少なくなるか最悪もらえないこともあるかもとか、介護する人間がすくなくなって、サービスも今より受けられなくなるかもだとかは、嫌だけど想像できる。
曽野さんはもう一歩踏み込んで、老人がほっておかれる時代が来るかもと言っている。高齢者の人口が若い人より確実に多くなる未来には、サービスすべてがなくなって、高齢者自身で自分の事をまかなわなければならなくなり、そうすると野垂れ死ぬ可能性もあると、タイトルにつながっていく。
だから、今自分で出来ることはしておこうという話。
死ぬまで健康で生きていくには、自分の体のことを自分でわからなくてはならない。医者や情報が良いと言っているものが誰にでも良いとは限らない。運動、薬、治療、食べ物然り、自分で考え選ぶことも必要。
頭の健康のために、くだらなくても熱中できることを持つ、手と体と頭を動かすように心がける
そして、野垂れ死ぬことも視野にいれて、覚悟はしておく。
中年の今、この本を読めてよかったと思う
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