アニメと漫画が好きと大きな声で言えなかった自分
チェンソーマンの作者さんが描いた漫画がアニメになったのは知っていた。
実際に視聴したのは、だいぶ経過してからで、内容もよく知らなかった。
視聴して、昔の自分のことを思い出した。本ばかり読んでいる子供だったし、田舎暮らしで娯楽もあまりなくアニメや漫画が楽しみだったし、現実世界より二次元の世界のほうが大好きだった。
でも自分の子供時代はアニメや漫画を描いていると,暗いとかオタクとか言われた。
それが嫌で恥ずかしくて、漫画が好きと言えなかったり、違うことに夢中なフリをしたりした。それでいて絵が上手な人に打ちのめされたりした。
藤野と重なるほろ苦い共感
確かに絵を描いていても、役に立つかどうかわからない。でも描かずにはいられなくて、それを喜ぶ京本の様な存在がいることが、絵を描くことが役に立つと感じられることなのかな。私にも何も考えずに好きだから絵を描いていた時期があったし、それを褒められると嬉しくて、それをけなされるともう描かないと思ったりして。
周りに合わせて自分の望みを変えてしまう事はよくある事
望みを貫けることは、すごく辛いけどとても幸せなこと
好きなことを好きだと、きちんと自分に向き合えていたら、絵を描くことに夢中になっている彼女たちを羨望と嫉妬の混じった気持ちで見ることもなかったのかなと思う。
漫画を連載する藤野が泣きながら、汗をかきながら机に向かう姿と、京本と一緒に笑いながら作り上げている姿との対比で、藤野と一緒に京本を失った悲しみがより深く響いた。そして物を創り上げる作業というのは苦しみもあることがよくわかった。
ラストに現実か妄想か、パラレルワールドの出来事がタイトルにつながっていくのが秀逸。そして少し救われたような気持ちがした。
チェンソーマンの作者さん 自身の体験なのかな?
漫画家さんて凄い、そして人間はいろんな面を持っているんだなと感じた作品
同じく藤本タツキさんの原作で短編の物語をアニメにしたのもある。
その中の「妹の姉」も絵に関する作品。ユーモアが効いているけど、才能とか姉妹の差とか、なかなかに考えさせられる。ここでも絵を描く描写が多く、ひとつひとつに見入ってしまった。



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